基礎実験(2) 質問・討論・告知掲示板


レポート添削基準についての質問

1:再履予備軍 :

2018/06/14 (Thu) 12:33:14

浅野先生こんにちは。

過去2回のレポートがどちらも60点以下となってしまいました。

レポートの形式を確認して提出しているにも関わらず毎回減点されており、正直な話、形式でどこが減点されているのか理解できない状況です。

自分で減点箇所が理解できなかった系列位置効果の結果部分のレポートを添付したので、どの部分が減点対象なのか指摘していただけると幸いです。なお図表は減点されていなかったので省略しました。

お忙しい中で恐縮ですが、よろしくお願い致します。

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結果

 系列位置効果課題の再生率に対して、直後再生条件と遅延再生条件の単語の初頭部(系列位置1-3)、中間部(系列位置12-14)、新近部(系列位置23-25)の平均値を算出し、表1及び図1に示した。
 平均再生率に関して、再生条件(直後再生条件、遅延再生条件:被験者間)系列位置(初頭部、中間部、新近部:被験者内)を要因とした2要因混合分散分析を行った。
 その結果、再生条件の主効果は有意ではなく(F(1,32)=1.600,p=.215)、系列位置の主効果は有意であった(F(2,64)=35.675,p=.000)。そのため、Ryan法による多重比較を行ったところ、初頭部の再生率が中間部(p=.01)及び新近部(p=.01)よりも高かったことが示された。また、再生条件と系列位置の交互作用は有意でなかった(F(2,64)=1.686,p=.193)
 次に、参加者全員のデータから再生条件ごとに初頭部、中間部、新近部の平均再生率を算出し、図2に示した。

 また単語の学習時に、関連する単語(例:スプーンとフォーク)をまとめて記憶した方略をカテゴリー化方略、復唱のみで記憶した方略を復唱方略と定義した。方略ごとの被験者数を表2に示し、平均再生率を表3、表4及び図3、4で示した。なお方略を明記していなかったデータ(データ数1)、二つの方略に当てはまらないデータ(データ数1)は除外した。また、カテゴリー化方略で無意識的にカテゴライズが行われた場合の内観報告を表5に示した。
 
再生条件(直後再生条件、遅延再生条件:被験者間)、方略(カテゴリー化方略、復唱方略:被験者間)、系列位置(初頭部、中間部、新近部:被験者内)を要因とした3要因混合分散分析を行った。その結果、二次の交互作用は有意であった(F(2.56)=8.475,p=.0006)。再生条件と方略の交互作用は有意であった(F(1,28)=4.130,p=.0517)。方略と系列位置の交互作用は有意であった(F(2,56)=20.442,p=.0000)。直後再生条件においては、記憶方略と系列位置の交互作用が有意であった(F(2,56)=15.451,p=.0000)。遅延再生条件においては、記憶方略と系列位置の交互作用が有意であった(F(2,56)=13.466,p=.0000)。
2:浅野:

2018/06/14 (Thu) 21:59:19

 この記述内容だと“分析結果が記載されていない”に当てはまるとみなされ,結果部分は0点になっていたはずです(以下の【問題点3】)。
 また,せっかくなので,それ以外の問題点も記載しておきますので(いずれも,基礎実験では減点していませんが),今後の参考になさってください。
 ちなみに,もし,今回の結果を記述する基になった,ANOVA4などの出力結果をこの掲示板に添付してもらったら,減点されないお手本の結果記述例も(時間に余裕があったら)作成します。
 まぁでも,より効果的なのは,「次のレポートなどの結果の記述の仕方に迷った時に,レポートを提出する前段階で掲示板に投稿してもらう」という活用方法かもしれません(※締切直前だったり忙しすぎる場合には,こちらも回答できる余裕がなさそうですが…)


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【問題点1】多重比較のp値が(おそらく)間違っている。

 こちらは,私が出力結果を確認していないので確証はないですが(なので減点はしていないのですが),おそらくANOVA4の多重比較の結果から,「調整p値を算出して記載されているわけではないと思いますので,“p=.01”という記述内容は間違っていると考えられます。
 以前の授業内で,多重比較の表に記載されているp値を,そのまま記載することはせずに,「s」という判定結果が得られていたら,5%水準で有意(p<.05)とみなしましょうと説明した箇所ですね。

(修正前)
 そのため、Ryan法による多重比較を行ったところ、初頭部の再生率が中間部(p=.01)及び新近部(p=.01)よりも高かったことが示された。

(修正後) 
 そのため、Ryan法による多重比較を行ったところ、初頭部の再生率が中間部及び新近部よりも高かったことが示された(いずれも,p<.05)。

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【問題点2】“p=.000”といった記載方法は修正した方が良い。

 こちらも,細かすぎるという理由で,減点はしていない箇所ですが,p値は非常に小さかったとしても,ピッタリ0ではないと思います。そのため,“p=.000”は「p<.001」に,“p=,0000”は「p<.0001」と記載した方が良いでしょう。
 また,小数点以下の桁数が3桁まで記載している箇所もあれば,4桁まで記載している箇所もありバラバラです。この点も本来は統一した方が良い点です(基礎実験のレポートでは減点していませんが)。

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【問題点3】交互作用が有意なのに,下位検定である(単純)単純主効果検定が行われていない。

 こちらが前回の授業で「必要な下位検定が行われていない場合には0点になっています」と説明したところです。
 つまり,3要因混合の分散分析を行った結果として,“二次の交互作用が有意”であることが示されています。
 その後の下位検定として,単純交互作用に関して検定が行われており,“直後再生条件においては、記憶方略と系列位置の交互作用が有意”であることや,“遅延再生条件においては、記憶方略と系列位置の交互作用が有意”であることが示されています。
 しかしながら,その後に,単純単純主効果検定が行われておらず,結局,どのような交互作用が得られたのかが不明なままであるというのが大きな問題点だったわけです。

 ※なお,2次の交互作用が有意だった際の,結果の見方に関しては「2017/11/17」に投稿された質問の回答も参考になさってください。
3:再履予備軍 :

2018/06/15 (Fri) 10:44:01

返信ありがとうございます。

ただいま心的回転のレポートを書いているので、終了次第浅野先生に確認したいただこうと思います。

今回はありがとうございました。

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