レポート添削について

  • 助けてください
  • 2018/06/16 (Sat) 20:10:41
前の方と同じくどこがだめだったのかわかりません、お手数かけますがご指摘いただければありがたいです。
表題と結果が0点、方法と図表と引用文献が減点でした。0点基準と照らし合わせながら見たのですが自分ではわかりませんでした。


【表題】
自由再生課題において系列位置が
再生確率にあたえる影響についての検討

【結果】
自由再生課題での直後再生条件と遅延差再生条件における再生の確率の平均値と標準偏差を表1、系列位置曲線を図1に示した。
また、系列位置の1~3を初頭部、12~14を中間部、23~25を新近部とし、条件ごとに初頭部、中間部、新近部における再生確立の平均値を算出し、表2にまとめ図2に示した。
 再生確率に関して、再生条件(直後再生、遅延再生:被験者間)と系列位置(初頭部、中間部、新近部:被験者内)を要因とした2要因混合分散分析をおこなった。
 その結果、系列位置の主効果は有意であった(F(2,64)=35.675, p<.001)。そのため,Ryan法による多重比較を行ったところ,初頭部の方が中間部と新近部よりも再生確率の平均値が有意に高かった。
 再生条件の主効果は有意ではなく(F(1,32)=1.600, p=.215)、平均値に差はなかった。
再生条件と系列位置の交互作用も有意ではなかった(F(2,64)=1.686, p=.193)。
また、内観報告をもとに記憶方略を維持リハーサルと精緻化リハーサルに分けた。維持リハーサルは単に単語を復唱すること行った参加者(直後再生7名、遅延再生10名)、精緻化リハーサルはイメージ化やカテゴリー化を行った、または、処理水準の枠組みから復唱よりもイメージ化など方が記憶に影響が大きいと考えたため、復唱とイメージ化などを一緒に行っていた参加者も含め(直後再生7名、遅延再生9名)、データを振り分けた。なお、内観報告に記憶方略の記述がないデータ1つを除外した。維持リハーサル群と精緻化リハー
サル群の直後再生条件と遅延再生条件における初頭部、中間部、新近部の平均値を算出し、表3にまとめ、図3に示した(維持リハーサルを“維持”、精緻化リハーサルを“精緻”、直後再生条件を“直後“、遅延再生条件を“遅延”と省略)。
再生確率に関して、記憶方略(維持リハーサル、精緻化リハーサル:被験者間)と再生条件(直後再生、遅延再生:被験者間)、系列位置(初頭部、中間部、新近部:被験者内)を要因とする3要因混合分散分析をおこなった。
 その結果、系列位置の主効果は有意であった(F (2,58)=33.080,p=.0000)。そのため,Ryan法による多重比較を行ったところ,初頭部の方が中間部と新近部よりも再生確率の平均値が有意に高かった。
 記憶方略の主効果(F (1,29)=.678,p=.4168)と再生条件の主効果(F(1,29)=1.957,p=.1725)は有意でなかった。
 また、記憶方略と再生条件の交互作用は有意であった(F (1,29)=6.579,p=.0160)。そのため、単純主効果の検定をおこなったところ、維持リハーサル条件における、再生条件の単純主効果が有意であり(F (1,29)=.7.832,p=.0090)、直後再生条件の方が遅延再生条件よりも再生確率の平均値が有意に高かった。遅延再生条件における記憶方略の単純主効果も有意であり(F (1,29)=5.722,p=.0235)、精緻化リハーサルの方が維持リハーサルよりも再生確率の平均値が有意に高かった。
 また、記憶方略と系列位置の交互作用(F (2,58)=.807,p=.4513)と再生条件と系列位置の交互作用(F (2,58)=1.457,p=.2414)は有意でなかった。

【方法】
参加者 大学生34名(男性12名、女性22名、平均年齢19.4歳)が実験に参加した。
実験デザイン 2(再生条件:直後再生、遅延再生)×3(系列位置:初頭部、中間部、新近部)の2要因混合計画であった。第1要因は被験者間要因、第2要因は被験者内要因であった。
材料 自由再生や計算結果を記述するための記述用紙を作成・使用した。
手続き 実験は集団で行い、条件分けの後すぐに実験を開始した。実験開始前に、参加者がなるべく同じ人数になるように、直後再生条件と遅延再生条件に分けた。直後再生条件はプログラムの刺激ファイルで’’control.csv”を読み込み、遅延再生条件は刺激ファイル’’calcu.csv”を読み込んだ。参加者には、画面中央に出てくる単語を単に繰り返すだけのリハーサル方略を教示した。単語リストは25単語からなり、ランダムに1語ずつ呈示された。単語リスト呈示後、直後再生条件はすぐに3分間の自由再生課題を行った。一方、遅延再生条件は短期記憶の保持期間を超える遅延時間を設定するため、単語リスト呈示後に2桁の計算課題(2桁同士の引き算)が5秒間隔で6問呈示され、計算結果を記述用紙に記入することが求められた。計算課題後は直後再生条件と同様に3分間の自由再生課題を行った。どちらの条件も自由再生課題では単語を思いだした順番で記述用紙に記述していくように教示した。再生終了後はログファイルを参照しながら、各自採点を行った。再生終了後は内観を記入した。内観報告では単語の記憶方略の詳細と再生時の回答順と再生方法の詳細を記入した。

【引用文献】
Atkinson, R. C. & Shiffrin, R. M. (1971). The control of short-term memory.
Scientific American, 225, 82-90.
Craik. F. L M. & Lockhart, R. S. (1972). Levels of processing: A framework for memory research. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 11,671-684.
Craik. F. L M. & Tulving, E. (1975). Depth of processing and the retention of words in episodic memory. Journal of Experimental Psychology: General, 104, 268-294.
Crowder, R. G. (l993). Short-term memory: Where do we stand? Memory & Cognition, 21, 142-145.
Glanzer, M. & Cunitz, A. R.(1966). Two storage mechanisms in free-recall. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 5, 351-360.
漁田武雄・漁田俊子(1994).口頭リハーサルにおける反復が自由再生に及ぼす効果 心理学研究,65, 278-285.
Rundus, D. (1971). Analysis of rehearsal processes in free recall. Journal of Experimental Psychology, 89. 63-77.

大変多くなってしまって申し訳ないです。お忙しいとは思いますが、ご指摘いただければ幸いです。図表はコピーで載せることができなかったのでもう少し考えてみようと思います。

Re: レポート添削について

  • 浅野
  • E-mail
  • 2018/06/16 (Sat) 23:28:30
…量が多いから,もう淡々と書いていくよー


★表題に関して

 「独立変数と従属変数のいずれかが記載されていない」ために,0点となっています。系列位置効果の実験では,系列位置だけでなく,再生条件(直後,遅延)も独立変数だったのですが,後者が記載されていません。
 
★結果に関して

 3要因の分散分析を行っているにも関わらず,二次の交互作用(再生条件要因と系列位置要因と記憶方略要因との交互作用)が有意か否かが記載されていないため,「分析結果が記載されていない」とみなされ,0点となっています。
 3要因の分散分析を行った場合,最も興味があるのは,二次の交互作用が有意か否かなので(むしろ,それが知りたくて3要因の分散分析を行っていると言っても過言ではないので),必ず記載する必要があります。

★方法に関して

 皆さんに配布した資料内で,教科書からの主な変更点として,今回の単語リストは,“本山・宮崎・菱谷(2007)から選定された,カタカナ表記の具象名詞25単語”であることを記載していました。この変更点(選定元の説明)が十分に記載されていないため,減点になったということですね。

★引用文献に関して

 記載された情報だけでは不明ですが...,今回のレポートで多く見られたミスは,以下の2点です。そのどちらかに当てはまっているのではないでしょうか?
 
 【1】本文中で文献を引用する際に,著者のスペルが間違っている(この場合,2点減点されています)
 【2】教科書の問題部分で記載された図を除去したことに伴い,Glanzer, M. & Cunitz, A. R.(1966)の引用もされなくなったにもかかわらず,引用文献リストには記載されており,「本文中と引用文献リストに,対応していない文献がある」とみなされた(この場合,当該項目は0点なので5点減点)

★図表について

 …は,どんなミスが多かったか覚えていません^^;
 減点だったってことは【0点基準】に当てはまるようなミスはしていないってことだから・・・何だろう?単位の記載ミスとかかな?
 もし良かったら,今度の授業中に図表部分を印刷して,質問しにきたら?

Re: レポート添削について

  • 助けてください
  • 2018/06/16 (Sat) 23:49:12
大量の文章誠に失礼いたしましたm(_ _)m
次に同じことを繰り返さないことを肝に命じます。
図表は先生から指摘頂いたこと再度確認して、それでもわからなかったら印刷して質問しようと思います!
ご親切な対応ありがとうございます!
(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)